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一本の木から生まれる生命力を再現
木彫家五次勝の作品は全て、一本の木から彫り出した継ぎ目のない一木彫です。"生きたまま"にこだわり、作品は生木から対話しながら作品づくりをしています。時が経つにつれ色や節目の形が変わっていく姿は、まるで作品が成長しているようです。
作品木材
彫刻用の木材は私の住んでいる近辺の山から伐り出すことが殆どですが、時折友人らが探してくれる良い材料は5時間でも10時間でもかかる遠出をし、山で1週間ほど野宿をして伐り出すこともあります。亜熱帯のメキシコは非常に堅固な木が色々豊富に算出し、その恩恵を受けています。例えば、黒檀、紫檀などの色の濃い木から、チコサポテ、フリホリージョ、アルサプリマ、チリスニなど茶色の木、そのまま時が経てば化石になるチホール、「斧が折れる」という意味の名を持つケプラチャ、木目の美しいモラールなど黄色っぽい木、黒檀の種類で切り倒した時は緑色で次第に褐色になる緑檀、比較的柔らかくて鮮やかな木目のセドロやワナカステなどを木彫用材料として使っています。堅い木は重くて木目がしっかり詰まっているので、磨けば磨くほど艶が出て表面が透明に見えるまでになります。
前の道から観たドームの全景
抽象
祈りの形
帰国後
日本の木で制作
ドーム内の展示
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